2010年4月21日水曜日

旧ブログ記事:プレゼンテーションはパワーポイント作成力とは違う(2010年4月21日掲載)

新入社員のお一人が感想として述べていたことが印象的で。

「プレゼンテーションの技術って、プレゼンテーションツール(パソコン上の)の技術とイコールだと思っていましたけど、違うんですねぇ」

はい、違うんです。

パソコンを一切使わないプレゼンスキルの研修を行いました。

設計は付箋紙とA4用紙を使って。発表資料は、その設計を元に、A3用紙に手書きで。

パソコンを使わないと決めると、パソコン頼りの部分が一切なくなるので、とにかく徹底的に考え、じっくり構成を練るのです。直しが面倒なので、A3に絵や文字を書く際も、相当内容を固めてからになる。だから、とてもよい資料が作れる。

最初は、「どうして、この時代にパソコンを使わないのですか?」・・・と、この方法に懐疑的な質問も出ましたが、最後には、「パソコンを使わなかったので、かえってじっくり落ち着いて考えることができたし、これからパソコンを使うプレゼンをする際も、今回行った机上での設計は役立つと思う!」などという感想が多々聞こえてきました。

なんでも一度アナログに立ち返ってみると、基礎力が身につくような気がします。

たとえば、

●メールの前に手紙書いてみる

なんてのもそう。

●議事録を手書きで作ってみる

なんてのもそう。

基本ができている人は、応用編は簡単にクリアできるはずですから。

それにしても、手書きのプレゼン資料、どれもこれも非常に魅力的だったことに驚きました。発想の豊かさ、あれこれ散りばめた工夫。わかりやすいこと!

1回目に受けたフィードバックを生かして、2回目にさらによいものに改良(とはいえ、一から直すのは手間なので、作ったものを上手に改良)もしてありました。

手書きでもこれだけできるんだ!ということを全員で味わいました。

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