2009年9月12日土曜日

旧ブログ記事:PMシンポジウム2009:「どう聴き、どう伝え、どう調整するか」報告(2009年9月12日掲載)

どう聴き、どう伝え、どう調整するか」 というテーマの2.5時間セミナー。

来場者は112名様でした。(登録は133名様だった模様)

以下のようなことをお話ししました。

●コミュニケーションには、「スキル」がある。
性格とか資質とか生来の要素ではなく、学び、活用できるものである

●普段から相手をよく知っておく、自分をよく知ってもらうことが
ミスコミュニケーションを減らすことにつながる(相手をよく知らないから、誤解したり、不調和が生じたりすることが多々ある)

●聴く態度ひとつで、話す側のモチベーションを上げることも可能
それにより、集まる情報の量だけでなく、質も上がる。

●相手の立場、と一言で言うけれど、実はすごく難しい。
何かできるとしたら、「相手の話(要望でもなんでも)」は「点」で捉えず、「ストーリー」として捉えられるといいかも

●こういうセミナーを聞くと、「ああ、この話を聞かせたいヤツがいっぱいいる」と思うものだが、「他人はそうそう変えられない」
だから、まずは、自分が何かをやってみる。自分からアクションを起してみるほうが簡単。

●アクションを起こす(スキルを試してみる)と、どうしてもすぐにはうまく行かない。
たとえば、聞こうと意識しすぎる余りに、かえって相手の話が耳に入らないこともある。

それは、「コミュニケーションの筋肉痛」であって、その状態をしばらく耐え忍べば「コミュニケーションの筋肉」ができるので、自然にスキルが使えるようになる時期がくる。

会場からの質問には、以下のようなものがありました。

●会話の始めにアイスブレークをしたいのだが、どういう観点に気をつけて話題に乗せればよいか?
●話す、書く(アウトプット)スキルを上げるには、読む、聞く(インプット)の量と質が大事だと書いてあるが、具体的にはどういう意味か?
●共感が大事だとは思うが、相手の話に共感するには、自分にも余裕が必要。気持ちに余裕がない場合、どんな風に自分の気持ちを切り替えたらいいと思うか?

演習が6回ありまして、基本的には、ペアになって同じパートナーとずっと組んでいただきました。

昨年までは、演習時間がとても短くなり反省したので、今年は、資料の分量を減らし、語り合う時間を増やしました。

いわゆる「腹落ち」をよくするためには、自分の気づきや学びを口に出して話す、隣の方の気づきや学びを耳で聞く。が重要だと思うからです。

最後に。

「コミュニケーション」というのは、生まれた時からやっていることで、皆さんそれぞれに、ご自分なりの知識や経験をお持ちです。

なので、「田中の話に共感した」部分もあれば、「田中の考えと、私の考えは違う」部分もあって当然です。

金井寿宏さん(組織行動論がご専門の)がよく著書に書かれているように「知識」を仕入れて、「経験」と照らし合わせて、それぞれが「持論」を作ればよいと思っています。

ご来場くださった方、名刺交換をさせていただいた20人くらいの方、ありがとうございました。

ぜひ、職場(やプライベートライフ)で試した成果をお聞かせくださいませ。

*当初の目的で、かつ、昨日、4時に目覚めてしまうほど気にしていた「5回笑いと取る」は、たぶん、達成できたと思います。ほっ!

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シンポジウム初日(9/10)、Jaxaの長谷川氏のセミナーを聴講しました。

PC操作のために長谷川氏に同行していた男性・・・・。

弟!

「お!君、なんでこんなところに!?」
「お姉さんこそ、なんで、こんなところに!?」

いや、別に会うのは意外でもなんでもなかったのですが。

「国際宇宙ステーション」についてのプレゼンを50分拝聴。

弟は、ずっとPCをクリックしておりました。(よく見たら、配布資料にも彼の名前が明記されていた)

セミナー後、長谷川氏も弟(正しくは義弟)も「打ち上げがあるから」とつくばに戻っていきました。

この場合の「打ち上げ」は、昨日、大きく報道されたH2Bロケットの「打ち上げ」です。

「飲み会」のこと、ではありません。

「打ち上げ」無事成功、おめでとうございます!パチパチパチ。


ところで、ロケットの「打ち上げ」が成功した場合、「打ち上げ」の「打ち上げ」があるんでしょうか?

今度、聞いておきます。

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