これも30歳前後の若手リーダーさんの例。
上司から降りてくる大きな塊の仕事を自分で全部細かく分解して、「これはAさん」「こっちはBさん」と割り振りも考え、それからメンバを召集し、あるいは、個別に「Aさんは、これね」「Bさんはこっちをよろしく」と指示をしていた。
しかし、「相手の経験や能力」あるいは「興味」などを考慮したり、負荷分散を考えたりしての作業で、物凄く時間がかかるし、自分がすんごく考えた割に、与えられた仕事に対して、メンバは前向きに取り組んでいるようにも思えない。苦労が報われない、と思っていた。
ある時、もしや?と思い、以下のことを試してみた。
1.上司から仕事が大きな塊で降りてくる
2.メンバを全員召集してしまう
3.全員に「大きな塊」のまま仕事を見せる
4.「どうしましょう?」と尋ねる
すると、メンバの何人かが、「これはこういう風に分けてみたらどうですか?」「あ、その部分ならボクがやります」「そっちの塊は私がやってみたい」などとリーダーをよそに、勝手に割り振りを考え始め、気づいたら、全部がうまく分解され、分散されていた。
今まで、自分が何でも決めて、采配を振るわねばと思っていたけど、メンバは案外成長しているし、思った以上にやる気があったし、それに、「自分がやりますよ」と言って自分から取っていった仕事なので、成果も違う。
もっとメンバを信用して、もっとメンバに頼って、もっとメンバに任せてもいいんだなあ、と思ったら、肩の荷が軽くなった気がした。
・・・・・・
新任マネージャ、新任リーダーは、「頑張らねば」「私がしっかりせねば」と気負う部分も多いはず。
こんな風に丸腰で相談してみると、案外、メンバも意気に感じて、自分たちで動いてしまうものかも知れません。
「自分が選ぶ」感覚って重要だと思うのです。
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今気づきました。9/1ですね。ブログを始めたのが4/1。 5ヶ月経ちました。横山哲也には、「週1回の更新も難しいと思う」と言われましたが、どうだ、頻繁に更新しているぞ!→横山さん!
読んでいるのは、おそらく大半が同僚だと思いますが、ご覧くださっているお客様。ありがとうございます。
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